初心者が予算15万円で自作PCに挑戦してみる ②組み立て編【自作PC】
冒頭からまず失礼しますが、自作PC、マジで最高だと思います。
どうも、わじっぽです。
こんな感じのパーツを実際に購入してみるところまでは上のリンクの記事にてお話しさせていただきました。
今回はこれを実際に組み立てて動かしていった体験についての記事になります。
といっても、僕のような自作PC素人が組み立てて順なんて載せても意味がないので、今回は、「パーツ選びのポイント」「自作PCを組むうえで初心者が注意した方がいいなと思った点」「今後の自作PC追加パーツの展望」の3つに分けてつらつらと書いていこうかなと思っています。
PCの組み立て方を見たくてこの記事を見た方はゴメンナサイ、、、
パーツ選びのポイント
まず個々のパーツについてですが、これは予算などを踏まえたうえで「専門的な個人ブログ(更新されているもの)を参照する」というのが一番良い方法かと思いました。
というのも、例えば「まとめ記事のようなブログ」や「家電量販店の通販を交えたサイト」などではどうしても、販売目的が強くなってしまうため、本当に自作PC初心者にオススメできるようなものを掲載していない可能性が高いと感じたからです。
一方で、自作PCに詳しい方の個人ブログなどは、本当に相手に伝えたい情報を書いてくれているため、初心者が読んで参考にするにはとても最適な内容になっていることが多いです。
また、自分が欲しいと思っているPCのスペックとある程度の予算を大雑把でいいので頭の中に思い描いたうえでパーツを探すというのも大事だと感じました。
僕の場合は「写真・動画編集がサクサクで、長く使えるPCを予算15万でつくる」というようにある程度決めたうえでパーツ探しを行えたため、自作PCに関する個人ブログを参照しながら、妥協するパーツやお金をつぎ込みたいパーツなどを厳選して選ぶことができました。
結局PCのパーツなんて、基本的に値段が高ければそれ相応に性能も上がっていくわけですが、それではキリがないので、自分なりの限界を決めておくといざ妥協が必要になった時に冷静に判断することができるようになると思います。
自作PCを組み立てる上で注意したい点
ここでは、実際にPCを組み立てていく過程で僕が苦戦したことを書いていきたいと思います。
①AMD純正のCPUファンのネジ止めで大苦戦
僕はCPUに「Ryzen 5 3600」を採用しまして、数々のレビューを見ていると、「AMDは付属のCPUクーラーで十分」という内容を見つけ、とりあえず純正ファンを使用することにしたのですが、このCPUファンの取り付けに大苦戦しました…
ネジを止めようにもまずファンの部分とネジ部分が干渉してしまい、僕の太いプラスドライバーではまっすぐに入りませんでした。
なんとかナナメからネジを回していくと、今度は1つのネジを締めすぎて外の3本のネジが浮いてしまい締められないという状況に。
ゆっくりと1本1本少しずつ占めていかなければいけないという作業だったのですが、この作業で大体30分くらいとられてしまいました。
それも、このCPUファン取り付け作業はCPU取り付け後という序盤も序盤だったのでかなり焦ったのを鮮明に記憶しています…(笑)
みなさんは僕のようにならないように、なるべくネジ止めではなく「フックに引っ掛けるタイプのCPUファンを使用する」ことをオススメします。
ネジ止めの場合はこの白い矢印のパーツを外すのですが、フック式の場合はこのパーツをそのまま使用します。
「Ryzen 7 3700」以上のCPUを購入した方は、純正ファンがこのフックにかける方式になっているので苦戦することはないかと思いますが、僕のように「Ryzen 5 3600」を購入されるという方は多いかと思います。
みなさんは、「細長いプラスドライバー」を用意するか、別でフック止めができるCPUファンを購入してしまうというのもいいかと思います。
②M.2 SSDを取り付ける際に精密ドライバーが必要であった
現在PCを自作する場合、多くの方がこのM.2接続のSSDを利用されるのではないでしょうか。配線が不要で直接差し込むだけなので、扱いやすいという点からも人気が高いと思います。
僕もこちらを使用したのですが、固定するのに「精密ドライバ(普通のプラスドライバーよりも細い)」が必要でした。
これを知らずに組み立ててしまうと、SSDをしっかりと固定できず、先の作業に進めない…!なんてことになってしまいかねないので、事前に準備しておくとよいかなと思いました。
僕の場合は、たまたま購入した3DSの電池取り換えパックに精密ドライバーが付属されていて、この事態を乗り切ることができました…(笑)
それから、もしMVMe接続の高速SSDを使用する際には、発熱がすごいので、ヒートシンクを用意しておきましょう。ヒートシンクの取り付け方あってるのかな…
マザーボードに予め用意されている可能性もありますが、付属していないケースもあるので、そこはマザーボードの詳細から見てみるといいですね。僕が購入した「MSI B450 GAMING PLUS MAX」にはヒートシンクが付属されていませんでした。
③マザーボードを取り付ける前にIOパネルを取りつける
マザーボードを取り付ける前に、まずはPCケースにIOパネルを取り付けます。
IOパネルっていうのは、マザーボードから出ている接続端子の部分を保護するパネルで、必ずマザーボードに付属されています。高級品になると、IOパネル部分がすでにマザーボードとドッキングされている一体型もあるようですね。
この作業、調べてみると意外と忘れがちなようです。そして恐ろしいのが、マザーボー取り付け後にIOパネルを取り付けることができません。なので、取り付けはこのタイミングじゃないとできないわけですね……
意外と忘れがちなので、ここは注意しておくべきだと感じました。
ちなみに僕は忘れずに取り付けましたよ!(笑)
加えて、IOパネルですが、PCケースの設計の寸法誤差などが偏ってしまうと、取り付けが緩かったり逆に硬すぎたりと苦戦することも発生するそうです。
③マザーボードをPCケースに取り付ける前に、スペーサーを取り付ける
マザーボードを実際にPCケースに取り付けていくところでまたもやミス注意です。
マザーボードはPCケースに直接ネジ止めするのではなく、PCケース側のネジ止め箇所に
「スペーサー」と呼ばれるネジの受け皿を取り付けてあげなければなりません。下の写真のドライバーの先についている金色のヤツがそれです。
これを自分がドッキングするマザーボードの規格に合わせて適切な場所に装着し、そこにマザーボードを載せてネジ止めしていきます。
これが実際にねじ止めしている時の様子ですね。
僕は、最初にスペーサーを取り付けずに直接PCケースにマザーボードを取り付けようとしてネジが空回りして焦りました…(笑)
⑤グラフィックボードなど取り付け時にはバックプレートの取り外しに注意
GPUの取り付けにはPCIeスロットを使用するのですが、GPUのネジ止めはバックプレート部分を使用します。その際に、バックプレートの2スロット分を開ける(排熱+接続端子口)必要があるのですが、PCケースの物によっては、バックプレートの取り外し後に取り付けができません。
そのため、不用意なバックプレートを外してしまうと、その部分が穴が開いたような格好になってしまい、ホコリなどの侵入がしやすくなってしまいます。単純に見た目が悪くなってしまうっていうのも難点です。
必ずどこのバックプレートを外すのかを確認したうえで外しましょう。
⑥配線がとにかく面倒くさい
最後に配線です。これが自作PCにおいて最も難しい(というより煩わしい…?)作業でしょう。
とはいっても実際に作業してみると、配線のコネクタは刺さるところにしか刺さらないような形状になっています。ピンの数が違ったり、ピンに配線先が書いてあったり(CPUとか、USBとか)、そもそも対応するピンにしか合わないようになっていたりと、冷静に行えばそこまで難しくはありません。
ただ、配線をキレイにまとめたい!という方は少し苦戦をするかなと思います。
僕の場合は、側面ガラス張りのケースなどではなく、すべて隠すタイプの昔ながらのPCケースをチョイスしたので気になりませんが、光らせたい方などにはこの作業が必須ですよね。
また、配線はなるべくきれいにしておいた方が、ファンにぶつかったり、マザーボードと干渉したりなんてことも防げるので良いです。
ただ、結束バンドなどを用いすぎると、後々部品の追加などをする際に分解しずらくなってしまうので、程々にまとめるくらいがちょうどいいでしょう。
というわけで実際に組みあがったPCがこんな感じ。
GPUに補助電源を挿し忘れていたのを起動後に気が付きました。
配線はかなり汚いので少し綺麗にして起動実験へと入り、無事に起動してWindows 10をインストールし、自作PCひとまずクリアって感じでしたね。
いろいろ苦戦しましたが、唯一無二の経験ができて個人的にとても良かったなって思いました。本当にみなさんオススメです。
今後の追加パーツの検討など
とりあえず組みあがった僕の自作PCですが、僕の部屋の有線LANポートがぶっ壊れて使えないことをここで思い出しました。。。
どうやらデスクトップPCって基本的に有線LAN接続するものなので、無線LAN機能って内蔵されていないマザーボードが多いんですよね。
僕はそれに気が付かずに無線LAN非内蔵型を購入してしまいましたので、しばらくはネットが使えないという残念なスタートになってしましました。
というわけで、とりあえず「無線LAN環境を整える追加パーツ」の購入は急務ですね。
また、前面の5インチベイが3つあるという古代兵器モデルのPCケースを購入してしまったので、この3つを使いこなせるような追加パーツを購入したいとも思っています。
具体的には「DVDレコーダー」「カードリーダー」とかですかね。最近はこれらをPCに内蔵することは必須ではなくなってきていて、外付けを利用するパターンが多いみたいです。
さて、この2つは導入するとして、もう一つをどうしようか…。
とまぁこんな感じで考えていると、いろいろと追加したいパーツが出てきてまたしてもお金が飛んでいきそうです…(泣)
というわけで自作PC組み立て編の記事でした。
次回は、追加パーツを購入してそれを実際に取り付けて動かしてみたような感じの記事を書きたいなって思っています。
それでは!