しじまの向こう

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ノートPCにNVMe接続のM.2のSSDを増設してみた【PC/SSD】

どうも、ここ最近PCオタクへの道を着々とたどっているわじっぽです。

 

3週間ほど前に、マウスコンピューターさんが発売しているノートPC「mouseX4-i7」を購入しまして、外での軽い作業や写真編集等にこのPCを利用しています。

 

 

 

過去記事にも記載をしたのですが、PC背面のプレートを外すとマザーボード上にM.2スロットが1つ空き状態であることを確認しています。

 

 

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いずれ必要となる来る日に追加しようかと思っていたのですが、最近このノートPCで自分のゲームプレイ動画を見返す機会(最近スプラトゥーン2のモチベが高いんです)や、旅行での写真を編集する機会が増えてきたため、容量不足になる前にSSDを増設することとしました。

 

とはいえ、まだまだ容量が埋まっているわけではないので、早くSSDを増設してみたかったみたいなところはありますね(笑)

 

 

購入したSSD

こちらの「シリコンパワー」さんが発売している、NVMe接続M.2 SSD1TBを購入しました。

 

シリコンパワー SSD 1TB 3D TLC NAND M.2 2280 PCIe3.0×4 NVMe1.3 P34A60シリーズ 5年保証 SP001TBP34A60M28

こちらに購入したSSDのスペックを軽く紹介します。 

 

インターフェース:PCIe gen3 × 4

最大読み込み速度:2200MB/S

最大書き込み速度:1600MB/S

容量:1TB

価格:12,800円

 

ぶっちゃけて言うと、NVMe接続のM.2SSDの中ではかなり控えめ(ショボい)性能のSSDですね(笑)

 

しかし、その分値段がかなり抑えられており、NVMe接続のSSD1TBで驚愕の12,800円です。

 

ではなぜこのSSDを選択したかを簡潔に書いていきたいと思います。

 

 

NVMe接続とSATA接続の選択

 

NVMe接続とSATA接続の決定的な違いは通信速度です。これは、NVMe接続が圧倒的に有利です。

 

また、少し前までは値段という面でNVMe接続のSSDSATA接続のSSDよりも目に見えるほどには高価だったのですが、最近では値段もそれほど違わなくなってきました

 

つまり、わざわざSATA接続のSSDを選ぶという選択肢が最近では少なくなりつつあるわけです。

 

ですが、ノートPCへのM.2SSDという面では話が少し変わってきます。

 

というのも、NVMe接続のSSDはかなりの発熱を伴います。特に高負荷時には非常に高温になってしまいます。

 

つまり、冷却性のが十分でない、あるいは放熱対策をしていないノートPCにNVMe接続のSSDを入れてしまうと、 SSDが非常に高温になり最悪の場合SSDが使えなくなったり、マザーボードにも影響が出るという事態になる可能性があるわけです。

 

そのため、ノートPCの冷却性能を考えてSSDの種類を選択する必要があるのですが、僕が使っている「mouseX4-i7」は冷却性能が十分確保できると考えて、NVMe接続のSSDを選択しました。

 

といっても、NVMe接続とSATA接続の速さの違いは実際に体感できるかといわれると、そんなことはないので、ノートPCに採用する場合は熱の問題を考慮して、基本的にSATA接続のほうが安定しそうなんですけどね(笑)

 

 

購入したSSDを選んだ理由

 

前述の通り、NVMe接続のSSDを購入することとしたのですが、実際に購入をしたSSDに辿り着くまでに候補に入ったほかのSSDを紹介しつつ、どのようにSSDを決めたかをざっと紹介します。

 

 

・Crucial製 NVMe接続 M.2 SSD 1TB

 

Crucial SSD M.2 1000GB P1シリーズ Type2280 PCIe3.0x4 NVMe 5年保証  正規代理店保証品  CT1000P1SSD8JP

 

こちらのSSDは僕が検討していたSSDの候補の中で一番安い商品でして、実際に購入したSSDよりも約1,000円ほど安い商品でした。

 

低評価レビューの中に「〇ヶ月で壊れた」「発熱しすぎて使えない」といった旨のレビューはよくあることですし、精密製品である以上初期不良はある程度目をつぶる必要があるので特に気にしないのですが……

 

「返品対応してもらえなかった」「ブルースクリーンが連発」というレビューが気になりました。

 

また、このSSDQLCなため、TLC採用のSSDに比べると故障のリスクが高いと判断し、購入には至りませんでした。

 

少しでも安いSSDを求めるのであれば非常に優秀なSSDだとは言えますね。

 

 

Western Digital製 NVMe接続 M.2 SSD 1TB

 

WD製(正確にはWD傘下のSanDisk製ですが)のSSDで、値段は12,800円と僕が購入したSSDと同価格で拮抗しています。

こちらのSSDの方が最大読み書き速度の最大値が高く、TLC採用で耐久性にもある程度の保証があるコスパの高い優秀なSSDだと言えます。

 

 

 

僕がとても参考にさせてもらっているPC関係のブロガー・YouTuberの「ちもろぐ」さんのレビューがとても参考になりました。

 

特にメーカーに拘りがないのであれば、このSSDを購入するという選択肢がかなり安定だとえますね。

 

 

結論から言うとこのSSDを購入しなかったのは、性能に不満があるとか同行ではなくて、僕が自作PCを組んだ時に採用したSSDがシリコンパワー製だったから今回も同じメーカーの製品を選んだというだけです。 

 

シリコンパワー SSD 1TB 3D TLC NAND M.2 2280 PCIe3.0×4 NVMe1.3 P34A80シリーズ 5年保証 SP001TBP34A80M28

 

PCを自作する際に購入したSSDが、こちらの今回購入したものの上位グレードになるのですが、半年ほど毎日起動していて今のところ問題がないので、同じラインナップの廉価グレード版を購入したといった感じです。

 

 

届いた箱の開封と取り付け

 

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箱外装はこんな感じです。シンプルですけどわりとかっこいい感じですね。

 

 

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ヒートシンクには、サーマルパッドと銅板が2セットずつ入ったものを購入しました。

NVMe接続のSSDなら、個人的に熱対策は必須だと思っているので、薄く済みそうなこちらを購入。

 

ナノサーマルパッド付きラップトップNVMe M.2ヒートシンク、2280 M2 SSDラップトップ用ヒートシンク銅(2pcs)

 

大丈夫そうであれば、サーマルパッドだけで運用する予定ですが、熱がダメそうであれば銅板も利用しようと思っています。

 

取り付けるとこんな感じです。

 

 

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M.2のSSDが2本刺さってなんか気持ちいい感じ……(笑)

 

PC部品オタクになってしまったかもしれないなと思う今日この頃でした。。。

 

 

ベンチマークを回して性能チェック

 

定番の「Crystal Disk Mark」を回して性能をチェックしてみます。比較として、ノートPCのメインSSD(ADATA製.NVMe接続.SSD.512GB)と比較してみましょう。

 

 

・ADATA製SSD 512GB

 

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読み書きともにオーソドックスな数値で十分な性能をしています。

 

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温度も最高40℃とかなり抑えられています。ノートPCの背面にこのようなサーマルパッドがついているのですが、これでここまで温度を抑えることができるんですね…すごいです。

 

mouseX4-i7購入時にオプションでNVMe接続のSSDに変更しましたが、かなり快適で満足していますね。

 

 

・今回購入したシリコンパワー製SSD 1TB

 

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読み込み性能が、スペックよりもかなり抑えられた結果となってしまいました。反面、書き込み速度は十分な性能ですね。

 

0.5mmの薄いサーマルパッドを張った状態でベンチマークを回したのですが、最高温度が58℃と若干高くなってしまいました。

 

十分運用はできる温度ではあるのですが、今後ヒートシンクとして銅板を差し込んだ運用をしたほうが安心できそうですね。

 

温度で読み込みが遅くなったのかどうかは分かりませんが、とはいえSATA接続のSSDと比較すれば十分な速度ですので、問題なく使っていけるレベルだと言えます。

 

 

 

おわりに

 

というわけで、ノートPCにM.2のSSDを増設してSSDが2本になったという話でした。

 

M.2スロットは発熱こそ問題になるものの、スペースや重さの問題が全くと言っていいほど発生しない点が素晴らしいです。

 

 

もしノートPCにM.2スロットが余っているという方がいらっしゃいましたら、外付けのHDDなどを購入する前に、M.2スロットを利用したストレージ増設という選択肢を選んでみてはいかがでしょうか?

 

 

それでは!