しじまの向こう

とある一般人のゲーマー日記みたいなものです

初心者が予算15万円で自作PCに挑戦してみる ①パーツ選び編【自作PC】

こんにちは、わじっぽです。

 

 

ここ最近の新型コロナウイルスによる世界情勢から、不要不急の外出自粛をよぎなくされてしまい、家にいることが多い今日この頃です。みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

 

 

ここ最近、外に自由に出れないことからストレスが溜まってしまっていました。まさか、自由に外に出れないことがここまで辛いとは思いませんでしたね…(泣)

ふらっと行くドライブや夕食時に見ていたプロ野球などが僕にとって大きい存在であったことを痛感させられます。

 

 

というわけで、家に籠っている時間が多いわけでなんですが、そんなとこに僕のやることと言ったら、ゲームをやったり、動画配信サービス(NETFLIX、Amazonプライムとか)でアニメ見たり、YouTube眺めたり…といった感じなんです。

 

僕が使っているPCはだいぶ前にジャ〇ネットで購入したノートPC(Dynabook)なんですが、普通にGoogle開くだけでカクカクしてしまうような現在主流のPCスペックと比較するとあまりにも貧弱そのものなPCでした。

 

というわけで、PCを買い替えたいなぁ…とはずっと思っていたのですが、機会と勇気と選ぶ時間がなかったためになかなか手を出せずにいたわけです。

 

そう、家にいて時間を持て余してしまう「今年のゴールデンウィーク」こそ、PCを買うチャンスなのではないかと思ったわけですね。

 

 

 

 

自作PCを組み立てようと思った理由

 

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では、どうして自作PCを組むことを決めたのか…?という点ですよね。

 

普通であれば、家電量販店などを訪れて店員さんのアドバイスをもらったりしながら考えたり、こだわるのであれば、ネットで調べて買ってみたり…なんて感じなんだと思います。特に僕のように、オンラインゲームをやるためにPCを買うわけではない人であればなおさらでしょう。

 

これはいくつか理由があります。

 

一つ目は、PCの内部構造やパーツの仕組みなどは「知り得」な知識であると考えていたからです。PCの中身ってどうにもとっつきにくいイメージがありますし、回線とかイジるの難しそうだなぁ…なんて思う人が多いのではないでしょうか?僕もそんな感じのイメージを持っていました。

 

 

二つ目は、PCを自分で組み立てることが、PCの内部構造について理解する一番の近道であると考えたからです。結局ネットや雑誌等で調べてみても、実際に作業をしてみることには適わないですからね。百聞は一見に如かずってやつですね。

 

三つ目は、たまたまステイホームのゴールデンウィークを今年は迎えてしまったからです。普段であれば必ずと言っていいほどゴールデンウィークは出かけていたので、時間を持て余してしまって困っていたというのがあります。

 

四つ目は、写真編集や動画編集などの高スペックを要求する作業をする機会があるので、ある程度高いスペックが必要になると考えたからです。

市販のパソコンやネットのパソコンを眺めていても、どこがどう違うのかってイマイチわからないですからね…。

 

五つ目は、単純に自分で組んだ方が安いという情報をネットで拾ったからです。安いに越したことはないですからね(笑)

 

 

まとめると、たまたまPCが欲しいと思っていた時にたまたま時間を持て余していたってことですかね…(笑)

こう書くとすごく適当な気がしますが、、、

 

 

PCパーツを選ぶうえで気を付けたこと 

 

僕個人が初めて自作をするうえで大事だと思った点をいくつかまとめてみたいと思います。PCを自作したいと思っていても、まず何から始めればいいのかわからない!という方多いと思います。自分もそうでしたのでみなさん安心してください。

 

 

①PC構成パーツをある程度把握しておく

PCを自作するといってもまずはPCを構成しているパーツをある程度把握できなければ、選ぶものも選べません。

といっても、専門用語を並べられちゃうと何が何だか分かりませんし、まずは大雑把に把握することが大切かなと感じました。

 

僕は以下のように把握していました。

 

・CPU:様々なパーツから送られてくる情報を演算処理する。人間でいうと「脳幹」

どんなにいいパーツを組んでも、CPUがイマイチだと本来の力を発揮できません。いい筋肉を持っていても血液を速く回せなければ酸欠で走れなくなります。逆も然りで、血液を必要以上に速く回しても意味がないです。

分かりやすかったでしょうか…?そういう感じです。

 

・MB(マザーボード):様々なパーツを接続する基盤。人間でいうと「筋肉」

パーツはすべて「マザーボード」と呼ばれる基盤に接続します。マザーボードがなければPCを動かすことはできません。マザーボードはCPUに対応したものを選ぶ必要があります。

 

・RAM(メモリー):データなどを一時的に記憶する。人間でいうと「大脳」

PCでいうメモリーとは、いわゆるメモリーカードのようにデータを保存する役割ではなく、データを一時的に記憶する場所、作業する机のような機能を持っています。机が広ければ作業の幅が広がりますが、机が狭いと同時に出来る作業が減ります。

 

 

・OS:PCを動かすソフトウェア。人間でいうと「言葉」…?

現状マイクロソフト社の「Windows」とアップル社の「Mac」の2つがあります。

基本的には「Windows」をインストールする形になると思います。

 

・ハードディスク:データを読み書きする。人間でいうと「大脳」

大きく分けて、「HDD」と「SSD」の2つがあります。「HDD」は、読み書き速度が遅めな代わりに、大容量の物でも値段が安いです。「SSD」は、読み書き速度が速いが値段が高いです。

現在主流なのは「SSD」で、OSを「SSD」にインストールすることでソフトウェアを高速で起動できるようにしています。

 

もちろん「HDD」も大容量で安いというのがあるので、両方搭載したりと自分でお財布と相談しながら選びましょう。

 

・電源:マザーボードなどに電気を供給する。人間でいうと「血液」

PCを動かすにはもちろん電源が必要です。電源はワット数「W」で示され、この数字が大きいほど大きな電気を流せるということです。

自分が組み合わせる部品に応じて容量を選びます。ある程度余裕を持たせておいた方が後々にも活きてくるかと思います。

 

・GPU(グラフィックボード/グラボ):映像出力を専門で行う。人間でいう「視力/眼鏡」

GPUはなくてもPCは起動しますが、動画を見たりゲームをする際にはGPUに映像出力を専門に行ってもらうことでCPUの負荷を減らすことができます。

値段はピンキリで高いものはかなり高いので、自分が必要だと思うレベルを考えて選ぶといいと思います。

 

・PCケース:PCパーツを収納する。人間でいう「身体」

むき出しのままのPCではいけませんから、これらを収納してあげる箱が必要です。

ケースは基本的に規格によって大きさが違うので、自分に必要な大きさのケースを調べて購入します。

 

 

これらの部品を、自分の求めるスペックとお財布と相談しながら選ぶことになります。

 

 

②予算と求めるスペックはある程度決めておく

 

PCパーツは基本的には値段に比例して性能が変わってきます。当然お金をたくさん使えばいい性能になるということです。

お金がたくさんあるブルジョアならもちろんお金にケチつけることはありませんが、もちろんそんなわけにはいきません。

 

そのため、自分が求めているスペックをある程度調べて決めておき、それに準じてお財布と相談しながら予算を大まかに決めておくといいと思います。

 

僕の場合は、一眼レフで撮った写真の編集(RAW現像)や軽い動画編集(身内のゲームプレイ動画やビデオレターなど)を行う前提で求めるスペックをある程度把握したうえで予算を「15万円」と決めました。

 

あらかじめこのように決めておくと、パーツのどこを妥協するかを決めやすいですし、予算を大幅にオーバーしてしまうことも少なくなるかと思います。

 

先に値段を決めておくことで、覚悟が決まるっていうのもありますね(笑)

 

15万も支払ったらさすがにミスできないというプレッシャーを自分にかけることも大事ですからね…w

 

③パーツのスペックと相場を理解する

予算を決める際には、相場をある程度理解する必要があります。

といっても自作PC初心者が相場を知るなんて難しいですよね…。

 

そこで僕が相場を理解する上で助かったのは「自作PCに関する個人ブログ」です。

 

例えば「自作PC オススメ」といった感じで検索をすると、上位には大手家電量販店の通販サイトやよくわからんまとめ記事に飛ばされたりしてしまうことがあります。

 

これらはある程度は役には立ちますが、もちろん販売目的で記事を書いていますから、確実な情報かと言われると信憑性が若干怪しいです。

 

一方、自作PC玄人の方が個人でやっているブログを参照すると、販売目的ではなく読んで参考にしてもらうことが目的(それが収入に繋がります)ですから、その方の考えがどっしりと詰まった内容に仕上がっているんです。

こちらの方が、わかりやすい上に予算を決めてのパーツ組み立て例などもあって理解がしやすいです。

 

同様に自作PC関連のYouTubeの動画なども参考にできますが、個人ブログの方が内容が濃くて分かりやすいかなぁと個人的には感じました。

 

加えて、自作PCに関する雑誌のような参考書を一冊買っておくのもオススメです。僕は本屋で見つけた雑誌を一冊購入しました。

 

ただここで注意してほしいのが、閲覧している情報が新しいものであるかどうかです。

 

PC業界は日々進化を続けており、半年ほど前の情報だと既に時代遅れといったような状況になっていることが多いです。そのため、ブログや雑誌、YouTubeなどで情報を仕入れるときは、その情報が新しいものであるかどうかを必ず確認してから参考にしましょう!現在2020年5月ですが、この場合であれば今年発売されたものであればある程度信頼できると考えていいでしょう。

 

以下に僕が実際に参考にしたブログを掲載させていただくので、自作PC初めてだと言う方は是非参考にしてみてください!

 

artjuku.com

chimolog.co

madeinpc.blog.fc2.com

 

 

実際に自分が選んだPCパーツ

 

さて、ここまでPCを自作するまでの準備段階について書いてきましたが、実際に自分が選んだパーツをここで紹介したいと思います。

 

 

CPU:AMD Ryzen 5 3600  ¥26,644

MB:MSI B450 ¥10,870

RAM:DDR4-3200 32GB(16GB×2) ¥16,290

OS:Windows 10 Home ¥17,527

SSD:M.2 512GB ¥10,880

HDD:WD 4TB ¥8,960

電源:RM850x(850W) ¥13,191

GPU: GeForce RTX 2060 ¥39,981

PCケース:ATXミドルタワーケース「旋風」 ¥6,150

その他(静電気防止手袋、SSD用ヒートシンク) ¥1,000

 

 

合計 ¥151,493

 

 

若干はみ出しましたが、15万円という予算としては許容範囲といえるのではないでしょうか…?

自作ということもあり、上にあげたブログさんや雑誌などを参考に自分なりに選んだPCパーツです。こうして自分で選ぶということはとても勉強になりましたね。

 

コンセプトとしては、コスパが良いとブログさんや雑誌に書いてあるRyzenのCPUからスタートし、それに準じたMBを選択。

RAMは動画の書き出しも考えて余裕を持った32GB、GPUは少し欲張ってRTX 2060を選択。

SSDは配線不要で素早いと書かれていたM.2の512GB(ほんとは1TBにしたかったけど予算でカット)。写真などを大量に取り込みたいので、別で4TBのHDDも購入しました。

 

電源はかなり余裕をもって850Wのタイプを選択。PCケースは正直光るものが嫌いだったのでアクリル製の中が見えるものなどではなく、しっかり覆ってくれるタイプで安いなと思ったものを選択しました。

昨今のPCをギラギラに光らせるやつ僕的にはあまりこのみではありません…。

 

以下に個別に経緯をざっと書いてみます。

 

 

CPU「AMD Ryzen 5 3600」

 

当初はIntel製のものを使おうと思っていました(PCって言ったらCMでもよく見ていたしIntelってイメージがありませんか?)が、調べていくとAMD製の物の方が自作PCでコスパを重視するうえではリードしていると知りました。

「AMD Ryzen 7 3700K(約45K)」「AMD Ryzen 5 3600(訳26K)」の2つで悩んでいたのですが、最終的には予算の都合で「AMD Ryzen 5 3600」を選択しました。

 

オンラインゲームを4K画質でゴリゴリやるなら若干性能不足かもしれませんが、そんな未来図が見えなかったので、この選択で間違っていなかったと思います。

 

MB「MSI B450 GAMING PLUS MAX ATX」
MSI B450 GAMING PLUS MAX ATX マザーボード MB4821

MSI B450 GAMING PLUS MAX ATX マザーボード MB4821

  • 発売日: 2019/08/09
  • メディア: Personal Computers
 

 

AMD社のCPUを使用すると決めたので、それに対応するマザーボードを選びます。

その中でも、コスパが良いと書かれていたこちらを選択しました。

上位モデルの「X570」というものがあるようですが、通常用途においてはこちらで十分のようですし、値段が2倍以上になってしまうためこちらで十分だと判断しました。

 

RAM「DDR4 PC4-25600 (3200MHz) 1.35V 16GBキット」

 

メモリは先述の通り余裕をもって16GBのもの2枚の32GBを用意しました。

正直3200Mhzもいらない(オーバークロックなどで使うらしい)のですが、そこまで値段が高くなく、見た目もかっこいいうえに今後さらにハイスペック運用する可能性も考えて予算とあっていたために若干奮発しました。

 

OS「Windows 10 Home」
【新パッケージ】Windows 10 Home 日本語版/May 2019 Update適用/パッケージ版

【新パッケージ】Windows 10 Home 日本語版/May 2019 Update適用/パッケージ版

  • 発売日: 2019/09/13
  • メディア: USBメモリスティック
 

 

OSは普通にWindows10をチョイス。Pro版もあるようですが、こちらのHome版で普通は必要十分だと思います。

意外とOSを自分で買う必要があるというのは落とし穴かもしれませんが、これがなければ動かせませんので注意です。

 

SSD「シリコンパワー SSD 512GB 3D TLC NAND M.2 2280 PCIe3.0×4 NVMe1.3」

 

配線不要で差し込むだけで動く点が非常に評価が高いと思い購入。主にOSをインストールするストレージですが、その他にもオンラインゲームなどもこちらにインストールすると動作がかなり早くなるようです。

もし不足を感じたら、通常のSSDを購入しようかと考えています。このように拡張性が高いのも自作PCのいいところですよね。

 

HDD「Western Digital HDD 4TB WD Blue PC 3.5インチ 内蔵HDD」 

 

主に写真や動画などを保存できる大容量のハードとしてこちらを購入。

HDDは技術的に完成されているようで、購入する際は故障率の低いメーカーのものを購入するといいようです。僕はブログなどを参考にしてこちらを購入しました。

 

電源「Corsair RM850x -2018-850W PC電源ユニット」
Corsair RM850x -2018-850W PC電源ユニット [80PLUS GOLD] PS795 CP-9020180-JP

Corsair RM850x -2018-850W PC電源ユニット [80PLUS GOLD] PS795 CP-9020180-JP

  • 発売日: 2018/05/26
  • メディア: Personal Computers
 

 

余裕をもって使えそうな850Wのモデルを購入しました。10年保証が付いている点や、配線がフルモジュラーケーブル(必要な分だけ自分で接続する)な点もいいと思いました。

 

GPU「ZOTAC GAMING GeForce RTX 2060 Twin Fan」 

 

GPUはグレードが下の「GeForce 1660Ti」とこちらで悩みましたが、約1万円の違いでCPUを妥協し予算に少し余裕があったためこちらを購入しました。

写真編集においてはGPUはあまり役割を持たないようですが、動画編集やオンラインゲームでは重要な役割を果たすようですので少しいいものを選んでいます。

 

 PCケース「Scytheオリジナル 強冷却ATXミドルタワーケース「旋風」」
Scytheオリジナル 強冷却ATXミドルタワーケース「旋風」SCY-CFS3-BK

Scytheオリジナル 強冷却ATXミドルタワーケース「旋風」SCY-CFS3-BK

  • 発売日: 2017/06/16
  • メディア: Personal Computers
 

 

PCケースはこちらを購入。先述の通り、側面がアクリルやガラス張りで中身が見えて光るというのは個人的に要らない機能でしたので、しっかりと覆われてなおかつコスパのいいこちらを選択しました。

ミドルタワーケースにした理由は、初心者は十分大き目なPCケースを購入しておくべきだという情報を得ていたからです。結果的にこちらでよかったと思います。

 

 

 

といった具合でこれらのパーツをすべて選びました。

 

選んでいた期間は約10日ほどでしょうか。ネットに張り付いてかなり念入りに調べていたので個人的にはかなり時間を要したかなと思っていますが、客観的にはどうなんでしょうかね…?

 

正直パーツ構成に関してはかなりのオーバースペックになってしまったような気がするんですが、これもまた自作の楽しみってことで納得しています。

 

みなさんも、自分が満足いく構成までしっかりと考えることをオススメします!

 

 

 

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さて、これからいよいよ組み立てに入るのですが、長くなってしまったのでそれはまた次の記事で書いていきたいと思っています。

 

それでは次回の組み立て編でまたお会いしましょう~

 

 

それでは~