【ポケモン剣盾】たすき+剣舞 ASギルガルド 育成論【単体考察】
こんにちは、わじっぽです。
少しポケモンから離れていましたが、最近ポケモンに再燃しており毎日ワイルドエリアを探索したりランクマに潜ったりポケモンを育成したり…とポケモン三昧をしています。
今回紹介するのは、「きあいのタスキ+剣の舞」をコンセプトにしたギルガルドになります。
「ギルガルド」と「きあいのタスキ」
ギルガルドというと一般的には、特性「バトルスイッチ」を活かし、高い耐久値を持つシールドフォルムで攻撃を受け、そこから返しの一撃をブレードフォルム加えていくタイプのポケモンというイメージが強いと思います。
実際にギルガルドが登場した6世代においては、以上のような動きをするギルガルドが大半でした。
現在8世代においては、ギルガルドは耐久数値と攻撃数値に弱体化が入ってしまったため、従来の努力値振りでは本来受け切れていた攻撃を受け切れない、相手を落としきれないというケースが目立ってしまうようになります。
加えて新要素のダイマックスにより、本来タイプ的に有利な相手との打ち合いにも負けてしまうようになってしまいました。
鋼・ゴーストという持ち前の耐性と高い耐久値で相手をいなして戦うギルガルドは戦いづらくなり、形を変えていくようになります。
現在主流になってきている「きあいのタスキ」を持たせた型は、ギルガルドが環境に適応した形になっています。もともと昔から存在していた型ではあったのですが、少数派の型でした。
①優秀な技範囲の技を高火力で打ち分ける
8世代にて、格闘高打点技の「インファイト」、鋼高火力特殊技の「てっていこうせん」を習得したギルガルドは、これまで技威力不足に悩まされていた点を解決できたと言ってもいいです。
もともとゴースト技を主軸に戦いポケモンであったので一貫性の高さは随一だったのですが、今作で高火力の格闘技と鋼技を習得し、さらなる技範囲を得ることが出来ました。
②「かげうち」による縛り性能
先制技を自然に採用して使えるという点においてギルガルドは非常に評価が高いです。加えて「きあいのタスキ」を持たせた今回の型であれば、相手から一撃で落とされる機会は少なく、「かげうち」によって相手を縛れるという場面を作れることが多いです。
③環境上位のポケモンに刺しやすい
高火力の格闘打点を持ち合わせているため、対処に困りやすいカビゴンやラプラスにも高打点を持てる上、サザンドラやドリュウズといった本来タイプ的には苦手とするポケモンに対しても強く行動することが出来ます。
受け出しがしづらいというだけで相手の選出をゆがめることが出来ますね。
型紹介
持ち物:きあいのタスキ
努力値:AS252 あまりH
性格:いじっぱり(A↑ C↓)
実数値:136[4]-102[+252]-160-x-160-112[252]
技構成:アイアンヘッド インファイト かげうち つるぎのまい
努力値に関しては60族近辺(バンギラス、ブラッキー、ラプラス、ガオガエン…etc)あたりを抜き去れるように準速(性格補正なし+努力値252振り)。
「きあいのタスキ」を持っているので、相手より先に動くデメリットは基本的にはありません。
また、攻撃値はコンセプト的にも特化(性格補正+努力値252振り)しています。
余った4はどこに振ってもいいのですが、一番耐久値が上がるHに振っています。HPが8nになってしまうので、「のろい」のダメージ4回で落ちてしまうなど影響はありますが、そもそも呪いを受けても致命傷ではないタイプの型なので問題ないかと思います。
技構成
基本的に以上の構成で完結していると思います。
・アイアンヘッド
物理ギルガルドの一致メインウェポン。等倍以上の相手に撃ち込みます。追加効果でひるみも狙える点がS振りと非常にマッチしています。
・インファイト
カビゴンやラプラス、ドリュウズ、サザンドラといったトップメタポケモンに対して抜群で刺せる技。タイプ不一致ですが、威力が高く打つ機会が多いですので必須。
・かげうち
捨て際や相手のポケモンを仕留める際に撃ち込む技。
物理方面に努力値を大きく割いていることで、相手のポケモンを仕留めきれる機会が多くなります。当然必須。
・つるぎのまい
撃つ機会はあまり多くありませんが、有利対面で積んだり、「つるぎのまい」+「かげうち」で全抜きを狙ったりと非常に器用な技です。
「きあいのタスキ」との相性も良く、ブレード状態だろうが無理矢理積んで高火力の「かげうち」を撃ち込みに行くこともできます。ポケモン用語では「崩し」の枠とでもいうのでしょうか。
候補技
・シャドークロー
一致のゴースト技ですが、いかんせん威力が低く、特殊技の「シャドーボール」と比較すると汎用性が低いです。
「アイアンヘッド」か「つるぎのまい」と選択になりますが、アイアンヘッドと比較すると一貫性は高く、格闘技との相性補完も優れているため打つ機会は多いと思います。
・せいなるつるぎ
相手の能力変化を無視して攻撃できます。のろいカビゴンや鉄壁ナットレイに対して、「つるぎのまい」と合わせて強く出れますが、それなら「きあいのタスキ」を持ったギルガルドではない方が良いような気もしますね。
特殊技採用型との比較
・メリット
現在、「きあいのタスキ」を持ったギルガルドは対面性能や汎用性の高さから多くのパーティに採用されているかと思います。
特殊技シャドーボールを軸とした「CSギルガルド」や、両刀の「ACギルガルド」なども型として存在しますが、それらと比較してこの型が優れている点は、
・S振りにより相手の上から2回行動できる可能性が高い
・高火力の「かげうち」「インファイト」を扱える
の2点です。
・デメリット
残念ながらこの型では相手のギルガルドには成す術もありません…。ギルガルドミラーになると途端に弱くなるというのが一つの欠点です。
加えて、「きあいのタスキ」によって行動保証を得ているポケモンなので、ロトムやドラパルト、ヒヒダルマなどが撃ってくる「ボルトチェンジ」「とんぼがえり」によってタスキを削られてしまうと途端に対面性能の低いポケモンになってしまいます。
さらに、きあいのタスキで耐えて相手を倒すというコンセプトなので、相手の死に出しポケモンのダイジェットの起点(ギャラドス、トゲキッス、パッチラゴンなど)にされてしまうという点も注意です。
タスキで耐えたギルガルドは先程も既述した通り、「かげうち」による縛り性能や、Sの遅い相手への制圧力は持っていますので、大切に扱うというのも一つの選択肢だとここに書いておきます。
運用方法
見せ合いの段階で刺さっていると判断したら積極的に初手に繰り出していって問題ありません。初手のギルガルドで3タテしてしまうことも少なくないほどです。
つるぎのまいは基本的には使いませんが、有利対面で積めると一気に全抜きが見えてくるので使いどころの見極めをしておきましょう。
また先述の通り、相手のギルガルドが厳しいのでギルガルドを受けることが出来ないのであれば選出をしない方が無難だと思います。この点だけはもうどうしようもない…。
相性のいいポケモン
・サザンドラ
いわゆるサザンガルドの並びではありますが、サイクルを回すというよりも厄介なロトム、受けサイクルを崩す枠として採用してあげるといいかと思います。
以下に以前紹介したサザンドラの育成論も記載しておきますのでよければ参考にしてみてください。
その他にも紹介できそうなポケモンはいますが、今回紹介した型がかなり尖ったタイプなので、どの構築に採用してもある程度の仕事はしてくれると思います!
おわりに
というわけで、久しぶりのポケモン考察は「ASたすき剣舞ギルガルド」でした。
初手性能が高く、あまり考えることなく扱えるタイプのポケモンなので、初心者の方や汎用性の高い枠を探していたという方は是非参考にしてみてください。
それではー
PS.
色違いギルガルドめちゃくちゃカッコいいので、時間がある方国際孵化などで粘ってはいかがですか?
特性も一つですし、Sを逆V(0)にする必要もないので、色違いだけど採用できない!なんて悲劇が生まれないポケモンなので、オススメですよ^^
僕もXYの頃から色ギルガルドの国際孵化を暇なときはしょっちゅうしていました(笑)
おしまい
サムネ用