【ポケモン剣盾】みがわり+わるだくみサザンドラ 育成論【サイクル破壊】
こんにちは、ワジです。
今回紹介するのは、剣盾にて習得した「わるだくみ」を採用したサザンドラです。
目次
「みがわり+わるだくみ」のコンセプト
さて今作ポケモン剣盾は、今までの登場したポケモンの半数以上が登場しないという今までにない作品になっています。
その中で、
・サザンドラの天敵だったカプ系統のフェアリーポケモンが登場しない
・サザンドラより素早さの高い高速ポケモンが軒並みいなくなった
…など
ことから、サザンドラは現環境トップクラスの性能を持つポケモンに相対的になったと言えます。
加えて、剣盾にて「わるだくみ」を習得したサザンドラは、自身が抜きエースになることが可能になり、受けサイクルの崩しを容易に行えるポケモンにもなりました。
また、ボルトロスやカプ・コケコといった強力な電気ポケモンがいないこともあり、電気枠に水ロトム(ミトム)や火ロトム(ヒトム)が採用されている構築が多いです。
このロトムに対してサザンドラは後出しが非常に安定する点も評価が高いです。
サザンドラに関してはこちらの記事で解説していますので、よろしければこちらの記事も参照してください。
今回は、「わるだくみ」をフルに活用した以前の世代にはなかった新しいタイプのサザンドラを紹介します。
では型の詳細解説に入ります。
1.型の紹介
性格:おくびょう
持ち物:たべのこし ラムのみ カムラのみ くろいメガネ など
実数値[努力値] :167-x-111[4]-177[252]-110-165[+252] (CSあまりB)
確定技:あくのはどう わるだくみ みがわり
選択技:ラスターカノン かえんほうしゃ(だいもんじ) りゅうせいぐん ちょうはつ そらをとぶ
性格に関しては、現環境トップのポケモンであるミミッキュに勝てる可能性が高くなるおくびょう(S補正)で今のところは安定です。ミミッキュが少なくなってきたり、火力を重視したい相手が増えてくればひかえめ(C補正)の採用も一考かと思います。
持ち物に関しては、
・みがわりと相性がよく、居座り性能が高まる「たべのこし」
・技の威力を底上げできる「いのちのたま」
・受け出し時の状態異常(毒、麻痺、あくびの眠りなど)を受け流せる「ラムのみ」
・みがわりからHPを減らして能動的に素早さを上昇させられる「カムラのみ」
・悪技の火力を無条件で上げられる「くろいメガネ」
などが候補として上がります。個人的には「たべのこし」「ラムのみ」の使用感がよかったなと感じています。
技構成に関しては、サザンドラの役割を考えて以下から採用するといいかと思います
①オーソドックスに抜き性能重視
技構成:あくのはどう ラスターカノン みがわり わるだくみ
持ち物:ラムのみ いのちのたま たべのこし カムラのみ …etc
サブウェポンにラスターカノンを搭載して、悪技を受けてくるフェアリー系(ニンフィア、トゲキッスなど)と、バンギラスなどのタイプ受けを崩せる可能性を持たせました。
持ち物は構築に合わせて考えましょう。持ち物の幅が広く考えられるのも優秀な点ですね。
サザンドラの対策は上記のポケモンに一任されているケースもあるので、有効打点を持ち合わせておくと選出しやすくなるでしょう。
②サイクル重視
技構成:あくのはどう りゅうせいぐん みがわり わるだくみ
持ち物:たべのこし ラムのみ…etc
一致技2つをウェポンにしたオーソドックスなサザンドラ。技範囲が優秀なので選出のしやすさが上がります。
③耐鋼タイプ重視
技構成:あくのはどう かえんほうしゃ みがわり わるだくみ
持ち物:ラムのみ カムラのみ たべのこし…etc
様々な構築に入りやすい鋼ポケモン(アーマーガア、ナットレイなど)に対する遂行速度を重視した構成。
鋼タイプが重い構築であれば、鋼を誘って倒すことが出来ます。特にナットレイは、みがわりを見せると炎技がないと踏んでくる相手が多いのでナットレイを無償突破してイージーウィンを狙えるケースが多いです。
④対受け構築特化
技:あくのはどう みがわり ちょうはつ わるだくみ
持ち物:ラムのみ たべのこし くろいメガネ
「ちょうはつ」を搭載することでカバルドンの「ふきとばし」やヌオーの「たくわえる」を阻止でき、「わるだくみ」の起点にすることが出来ます。それ以外にも、ギャラドスの「りゅうのまい」や、ミミッキュの「つるぎのまい、トリックルーム」などを阻止できるので、起点回避にも使える点から十分採用が考えられる技だと思います。
持ち物は、受け出しの毒やあくびを警戒したラムのみが筆頭候補になりますが、「みがわり」の試行回数を増やせて「みがわり」をとりあえず安定択として選択しやすくなる「たべのこし」、単純に1ウェポンの悪技の火力を底上げできる「くろいメガネ」なども考えられます。
2.努力値調整
素早さラインがミラーや対ミミッキュを考えて最速が現状安定な点と、抜き性能重視なために特攻をなるべく確保したい点から、基本的には臆病CS振りで問題ないと思います。
ですが、「みがわり」と「たべのこし」を採用していることから、身代わりの試行回数を増やせる「HP:16n+1調整」も一考です。
この場合はHP実数値を177に持っていけばいいですから、特攻の努力値を削り
177[76]-x-110-168[180]-110-165[+252] (Cを8削ってBDに4ずつ振り分けてもいいかも)
という形にしましょう。相手のダイマックスターン枯らしの身代わりの意味もあるのでこの振り方の採用もアリですね。
16n+1調整に関してわからないという方は、調べていただければ出てくるかと思います。
~与ダメ~
・あくのはどう
H4ミミッキュ:48.8~58.0% (皮なしで確2、悪巧みで皮なしミミッキュ確定)
無振りドリュウズ:50.8~60.5% (悪巧み後に確定)
耐久が並み程度のポケモンであれば、「あくのはどう」で確2が取れます。
・ラスターカノン
H4トゲキッス:49.6~59.6% (悪巧み込みでほぼ倒せる)
H252ニンフィア:35.6~42.5% (悪巧み込みでも突破不可能)
ニンフィアは特防が高すぎる上に、チョッキ型やスカーフ型なども考えられるので、「ラスターカノン」を持っていても勝負をすることは基本的に避けるべきです。
・かえんほうしゃ
H252ナットレイ:99.4~117.1% (最低乱数以外確定)
H252アーマーガア:55.6~66.3%
鋼ポケモンへの遂行速度が速くなります。特にH振り程度のナットレイなら一撃で持っていけるのは採用メリットですね。
・ダイアーク
無振りドラパルト:165.6~196.3% (ダイマックスされると確定耐えされます)
H252ギルガルド:98.2~116.1%
~被ダメ~
C特化FCロトムのボルトチェンジ:18.5~22.1%
→こだわり眼鏡を持っていなければみがわりを残せることになります。ロトムを起点に
出来るのがこの型の一つの強みですね。逆に言えば、ボルトチェンジでみがわりが割
れると、ロトムが「こだわりメガネ」を持っていると判断できます。
3.運用方法
パーティの補完枠のような形で採用します。
例えば、対受け構築を一任させたければ、④の挑発入りの構成を採用することになりますし、積み抜きエースを採用したい上に鋼ポケモンが重ければ、③の炎技入りの構成を採用することになるでしょう。
持ち物も構築次第で決めるような形になります。火力重視であれば「いのちのたま」、受け構築潰しであれば「ラムのみ」、こちらが状態異常を絡めたり、居座り性能重視であれば「たべのこし」…など、幅は広いです。
~相性の良いポケモン~
サザンドラは、ドラパルトとフェアリーポケモンが天敵になります。よって、この2枠に役割が持てるポケモンが相性のいいポケモンと言えます。
とはいえ、ドラパルトは様々な型を考えると対策をすることは困難なので、構築単位で対策を講じるほかありません。
・ドリュウズ
サザンドラが苦手な特殊フェアリーに強いです。ミミッキュを貫けるのもGOOD。
ドリュウズ自体が物理受けで止まりやすいので、物理受けに強いこのサザンドラとの縦関係も良いですね。
・ヒートロトム
サザンドラが苦手なトゲキッスに役割を持つことができます。縦並び的にドリュウズが厳しいので、アーマーガアを入れるとサイクル的にはよい構築に仕上がりますね。
4.おわりに
というわけで今回は「みがわり+わるだくみ」のサザンドラを紹介しました。
型の幅が広がったことでサザンドラの対処はかなり難しくなりました。そのため対面処理をしてくることが多いので、先発にドラパルトなどを誘いやすいです。
そのあたりの選出誘導力も、サザンドラを組み込む上でうまく使ってやってあげましょう。
それでは!