【ポケモン剣盾】HBウォッシュロトム(HBミトム)のすすめ
こんにちは、ワジです。剣盾からちょいちょいポケモン復帰して触っています。
ランクマッチで使っているクッション型のウォッシュロトム(以下ミトムと略します)の使い勝手が良かったので、型の一つとして紹介したいと思います。
また今作剣盾(第8世代)からポケモンを始めたという新規勢の方も多いと聞いているので、なるべく理解しやすいように説明を交えながら説明していきたいと思います。何かわからないこと等ありましたら、コメントにて聞いていただければ答えられる質問には答えたいと思っています。
それでは、本題に入っていきましょう。
型の紹介
特性:浮遊
性格:ずぶとい(A↓・B↑)
持ち物:オボンのみ()(HPが半分以下になると、体力を1/4回復するきのみ)
実数値[努力値]:157[252]-x-174[252+]-125-128[4]-106
技構成:ハイドロポンプ ボルトチェンジ イカサマ でんじは
努力値振りの意図
現環境は物理寄りのアタッカーが多い(ミミッキュ、ドラパルト、ドリュウズ、ギャラドス、ヒヒダルマ、アーマーガア、パルシェン…etc)点から、B(防御)方面に耐久を振っています。
対特殊方面のアタッカーに関しては、
・タイプや数値的にそもそも勝てないポケモン(サザンドラ、ジュラトドン、ニンフィア…etc)に関しては、そもそも撃ち合うべきではないので調整する理由がない
・タイプ的に有利を取れる相手(トゲキッス、ヒートロトム、水タイプ系統…)に関してはタイプ相性的に戦える
ということから、D(特防)方面よりもB方面の耐久を重視しています。
また、HB特化(HとBに努力値を全振りし、性格補正もBにかける)にすることで、撃ち合うことも考えられるドリュウズ(かたやぶり+じしん)や、今作草技を習得したギャラドス(りゅうのまい+パワーウィップ)に対しても抵抗できるようになります。
~B方面~
・A252ドラパルトドラゴンアロー:35.6~43.3%
・A252ミミッキュ珠じゃれつく:35.0~42.0%
・A特化ガラルヒヒダルマとんぼかえり:30.5~36.3%
・A252ドリュウズ地震:77.7~92.9%
・A252ギャラドスりゅうのまい+パワーウィップ:87.8~104.4%
抜群技はさすがに厳しめですが、切り返すことは可能です。ドラパルトは型次第ではイカサマで対面処理も可能です。
~D方面~
・C252珠サザンドラりゅせいぐん:84.7~100.0%(最高乱数以外耐え)
・C特化フォルムチェンジロトムこだわり眼鏡ボルトチェンジ:51.5~61.1%
サザンドラの珠流星群程度までならギリギリ仕事が出来ます。眼鏡は無理です。
ロトムミラーになった際、ボルチェンで半分以上削られたらこだわり眼鏡だと断定しましょう。
技構成について
~確定技~
・ボルトチェンジ
このポケモンを採用するメリットのひとつ。相手の交代や技を読んでサイクルを有利に回せる最強技の1つです。電気技で居座りたい場合に「ダイマックス→ダイサンダー」に変更して打ち込むこともあります。
ダイサンダー追加効果のエレキフィールドですが、自身の特性が「浮遊」のため恩恵を受けることが出来ません。残念。
H4ギャラドス:98.2~119.2%の高乱数1発
H252アーマーガア:46.8~55.6%
アーマーガアに半分くらい入るので、一般的に等倍相手に打つと1/3~1/4くらい削れると思っておきましょう。ダメージ量の目安になります。
・でんじは
相手のダイマックスポケモンや交換先に積極的に打ち込みます。ダイジェットなどの強引な抜き戦術をストップできるだけでなく、ドラパルトなどをはじめとする高速アタッカーの機能停止、麻痺ワンチャン狙いなど様々な点で役に立ちます。
個人的には現段階のダイマックスへの回答の1つになり得ると思っていますが、命中率が90%なのが非常に残念。ボルトロスいないし95%くらい欲しいところ。
~選択技~
・ハイドロポンプ
電気技を無効にしてくる地面タイプへの遂行技。今作はガブリアスがいないので、ボルチェン無効の地面に対して水技を抜群で通しやすいです。
ただ、C(特攻)無振りなため火力は期待できない上に命中も80%なので基本的には撃ちたくない技です。そのため正直採用しなくてもいいかなとは思いますが、ドリュウズへの遂行と、ミトムにダイマックスを切る展開になった時に力を発揮します。
無振りドリュウズ:100.5%~の確定1発
H252振りヒートロトム:77.7~92.9%
D4振りサザンドラ:20.9~25.1%で身代わりが最高乱数以外耐えてくる
低耐久ポケモンなら弱点を突ければ一撃で落とせます。サザンドラは身代わり持ちが一定数いるので電磁波やドロポンで突っ込むのはやめましょう。
・イカサマ
相手の攻撃力の高さを逆手にとれる技です。火力に努力値を割いていないこのミトムの型とはかなり相性がいいと思います。
主にドラパルトやミミッキュに終盤撃ち込んでいきます。命中安定で相手の攻撃力依存の技なので、相手の物理アタッカーへの削りとしても優秀です。
注意点として、ダイマックス時に「ダイアーク」として撃っても、物理技扱いの技となるので全くダメージが出ません。効果抜群だからといって安易に撃たないようにしましょう。
A特化H無振りドラパルト:88.3~104.2%(低乱数1発)
A252H4振りミミッキュ:38.9~46.5%
ミミッキュは甘えて剣の舞をしてくるようであれば、ばけの皮のダメージ+イカサマ+命の珠ダメージで落とすことも可能です。
・10まんボルト
居座り電気技として優秀です。ボルチェンを撃ちたくないけど、ボルチェン以外に有効打点がないケースが構成上発生してしまう(トゲキッスと撃ち合いたいのにボルチェンしかない…など)ので、それを防げます。
枠的にはイカサマと選択になりますね。パーティと相談して決めるといいかと思います。
H4振りトゲキッス:59.6~70.8%(ダイマックスしてくると乱数3発)
・おにび
物理ポケモンの機能停止を狙います。定数ダメージを稼げる点もGOOD。バンギラスやカビゴンなどの低~中速物理アタッカーポケモンに撃ち込めると強いです。
相手の交代に合わせて動けると強いですが、命中率が85%なので外しが怖いですね。
運用方法
主に先発投げして相手次第で動きます。技選択に困ったら電磁波を撒いておくと後々活きてきます。相手のパーティ次第でロトムの役割対象(後出しから勝ちに行けるポケモン)がいれば後発に待機させます。
電磁波をばら撒きながらサイクルを回して退場し、最後に剣舞ミミッキュで全抜きを狙う動きがシンプルに強いのでオススメです。
HP回復手段が持ち物しかないのでHP管理が難しいですが、雑に扱っても十分に仕事をしてくれるので使い勝手自体はかなりいいと思います。
ダイマックスを切るケース
クッション型のポケモンになるので、基本的にはダイマックスを切りたいポケモンではないです。
しかし、
・ダイジェットを使用してくるポケモンへの切り返し(トゲキッスやアーマーガアなど)
・電気技で居座りたい(主に水タイプに対して)
・どうしても厳しい相手に対して無理矢理処理を遂行したい(ドリュウズなど)
といった場面ではダイマックスを切ることも多いです。ダイマックスポケモンへの切り返しでダイマックスを切る分には構わないのですが、こちらが処理のためにダイマックスを切ってしまうと、後の展開が厳しくなってしまうので(相手のダイマックスに押し切られる)のでその点は注意しましょう。
ダイジェットを用いてくると予想できる相手には、「でんじは→ダイマックス」と動きます。もし突破されても電磁波の補助で後続のポケモンで削り切れるケースが多いです。
改良点候補
~持ち物について~
持ちものに、発動確率の高い「オボンのみ」を採用しているのですが、
・居座るほどHPを確保できる「たべのこし」
・回復量は多いが、発動する可能性が減る「1/3回復きのみ(ピンチベリー)」
も候補に挙がると考えています。
オボンのみだと、ダイマックスを切った時の恩恵が少ない点が少し気になってしまうんですよね…。
~素早さ調整~
ロトムミラーで後攻ボルチェンを仕掛けたいために素早さを無振りにしているのですが、無振りロトムのミラーを考えると、「素早さの個体値自体を落とす」ことによって素早さをさらに調整することも視野に入ります。
ただ、厳選が難しい(めんどくさい)ということもある上に、最後のロトムミラーで負ける可能性等もあるので一概にS個体値を落とすことが正解であるとは言い切れません。
逆に、「でんじは」を採用している分、Sに少し振る調整も候補に入ります。例えば、最速ドラパルト(S補正+素早さに努力値全振り)の素早さ実数値は「 213」となっており、麻痺したドラパルトの素早さは「106」となります。
もうお分かりですよね?今回紹介しているミトムが素早さ実数値「106」ですから、素早さに努力値を「4」だけ振れば麻痺したドラパルトの上からイカサマが確実に打ち込めることになります。
相手の持ち物判定(スカーフ)が出来るケースもあるので、調整する理由としては一理ありますね。
◇まとめ
現状ロトム以外のまともな電気タイプポケモンがいないという環境になっているので、タイプ的にも優秀なロトムはかなりの数が採用されており、その型も「スカーフ()」「眼鏡()」「チョッキ()」「回復きのみ()」……と様々です。
この型の多さを利用して、今回はクッション型のミトムを紹介してみました。超火力ポケモンの少ない現環境であればかなり動きやすい型になっていると思うので、気になった方は是非参考にしてみてください。
それにしても、まさか第8世代まで来てHBオボンミトムの紹介をすることになるとは思いもしませんでした……なんせ、この型といえばXY初期にファイアロー受けとして台頭した型ですからね、非常に懐かしいです(笑)
・・・こいつ元気してっかなぁ…(~_~)
また次の記事でお会いしましょう
それでは!